北斗の拳 登場人物 : ラオウ
ラオウ
トキ、サヤカの実兄、ジャギ、ケンシロウの義兄であり、カイオウの実弟。そして忘れ形見にリュウがいる。北斗神拳三兄弟の長兄にして狂える恐怖の暴凶星・世紀末覇者拳王。愛馬は黒王号。
北斗神拳では北斗剛掌波や天将奔烈などの闘気を放射、射出する技を得意とするが、カサンドラで数多の他流派拳法の伝承者・達人達より奥義を奪っている為、使える奥義の総数は尋常ではないと思われる。
トレードマークは耳の部分から猛牛のように前へ突き出た鋭い角付き兜と巨大なマント。そして凄まじい剛拳の使い手である証明の闘気。その闘気はレイの挑戦を受ける際、闘気だけでレイを怯ませ、南斗究極奥義断己相殺拳の使用を余技なくさせてしまう程強烈なもの。
戦いの際は、ザコが相手の場合は何人だろうと黒王の上からまとめて吹き飛ばす(同時に黒王もザコを蹴り飛ばし、踏み潰し、吹き飛ばしている)。また、レイやヒューイ、シュレン、腑抜けたジュウザ等、かなりの実力を持った者ですら黒王の上からは降りずにそのまま相手をする(読者からは「南斗北斗は表裏一体の拳法のはずなのにバランスが狂い過ぎ」との非難の声もある)。後半のケンシロウやトキ、コウリュウ、フドウ、心と力が甦ったジュウザ等、自分が認めた強者が相手の時のみ黒王から降りる。
翼の生えたコブラの紋章を掲げた拳王軍団を率い、世界を恐怖で支配すべく戦場を駆ける。
その生い立ちや、北斗神拳継承者候補となった経緯については、作中矛盾する描写が幾つかある。しかし、いずれにせよ、幼少期に両親を失い、その理不尽な経験から己の意に沿わないものは力をもってねじふせる、という思考を持つようになったのは確かである。ラオウとトキと、養子にむかえるのはどちらか一人としてリュウケンに崖に突き落とされるが、気絶したトキを抱え、片手で崖をよじ登ってみせたエピソードなどは、彼の性質を良く表している。
そうした信念を他人にも強要するところがあり、無抵抗を条件に助命を求めてきた村落の長を、服従のみの人生に何の意味もないとしてあっさりと殺害(アニメ版では生存)している。自身に想いを寄せるあまり自害して果てたトウに対しても、自分が欲しければ殺してでも手に入れれば良い、と言ってのけた(但し、トウは目の前で、護衛する五車星の海の兵団が斧や槍でラオウを攻撃した際に、刃がラオウの躯に負けて全て砕けるという異様な場面を目の当たりにしているので、自らの力では到底ラオウを倒すのは不可能と判断して自決したのだという見方もある)。
しかし、自ら片足を切断して差し出したファルコの願いを聞き入れて軍を転進させるなど、立場は違っても強い意志を持った人間に対しては敬意を払っている。
その拳を封じようと追い詰めたリュウケンが病の発作に倒れ、ただ一人恐れた拳の持ち主トキもやはり病に冒され、障害となっていたサウザーをケンシロウが倒してしまうなど、その覇道は運に恵まれていた一面もある(しかし、戦う前に相手に死兆星を見たか問い、見たという相手としか戦わないので、これは必然ともいえる)。それを当人もどこかで自覚しつつ、天を目指す自分と、神もまた戦いたがっているとの強固な自負に変えていた。
また、無想転生を身につけたケンシロウや、その後のフドウとの対戦などで、運や情けによって命を拾った場面では、それを屈辱として怒り狂う事もあった。
後にケンシロウ、ヒョウと同じく「北斗宗家」の血統(傍流らしいが)であった事が明かされる。修行時代のラオウを、ケンシロウは「失われた北斗の男」と評した事がある。
継承者争いに敗れ、拳王へ
虎にさえ死を恐怖させてしまう剛の拳が故に、相手に死を覚悟させるケンシロウより、暗殺拳としての北斗神拳の継承者としては劣るとリュウケンにみなされた。
北斗神拳継承者争いでケンシロウに敗れると、その拳を封じようとしたリュウケンを惨殺し、「世紀末覇者 拳王」を名乗る。配下には、かつての義弟ジャギ、新秘孔究明に力を注ぐアミバ、カサンドラ獄長ウイグル等、力に惹かれた態の悪いごろつきが多く集まり、ラオウの軍団はまさに恐怖そのものであった。
その支配形成の一つにカサンドラという収容施設を造らせ、反逆者の収容や、他流の拳法の達人から奥義を奪ったりして、それでいてどんな小さな禍根も断つというものがある。
因みに、後継者争いで敗れ出奔した際、ケンシロウと別れる際にカイオウの存在を明かし、もし自分が再びカイオウに会う前に倒れ、ケンシロウがカイオウに会った時は自分の言葉を伝えるように頼んでいた。
ケンシロウとの対決
作品ラオウ編終盤では、愛ゆえの哀しみ、強敵達との戦いゆえの哀しみを背負い、北斗神拳究極奥義 無想転生を体得したケンシロウに対し、何者にも、神すらも恐れず力で全てをねじ伏せてきたラオウが初めて恐怖を覚え、それを克服せんと苦悩するラオウの人間らしさが見て取れる。
最終的に「俺を恐怖させた物それは…愛か!」という結論に至り、自らが愛するユリアを手にかけ、自身も哀しみを背負って無想転生を体得し、恐怖を乗り越え、万全の体勢でケンシロウを北斗練気闘座へ導き、最終決戦に臨む。
互いに無想転生を纏った空前の大激闘の末、ラオウはケンシロウの無想の拳の前に膝を着き、自分を倒したケンシロウを「弟」として褒め称える(この際、ケンシロウもラオウを「兄さん」と呼んでいる)。その時、殺されたはずのユリアが目覚める。驚愕するケンシロウとユリアに、ラオウは不治の病に冒されているユリアの秘孔を突き、あと数ヶ月だったユリアの命を数年にまで延ばした事を告げ、残る余生は二人で静かに幸せに暮らせと声をかけ、最期は自らの秘孔を突き、体内の全エネルギーを天に放出して立ったまま大往生を遂げる。この自決の様と、その間際に叫んだ台詞『わが生涯に一片の悔いなし!!』は彼の象徴としてあまりにも有名である。
エピソード
ラオウの死を描いたアニメ映画『真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 激闘の章』の公開10日前の2007年4月18日、東京・高輪にある真言宗の高野山東京別院で「ラオウ昇魂式」が行われた。遺族代表として、武論尊、原哲夫らが参列し、葬儀委員長は谷村新司が務めた。また映画でラオウの声を担当した宇梶剛士が弔辞を読み、声優として参加した角田信朗がラオウに捧げる演舞を披露した。これに伴い、ラオウは正式に故人となった。
なお、漫画のキャラクターの葬儀が本物の寺院で営まれるのは初めての事である。過去にも『あしたのジョー』や『タッチ』のキャラクターの葬儀が行われた事があったが、場所は寺院ではない。 また、ラオウを供養する為として日本中から多くのファンが集まり海外のファンも訪れた程であったが、ある雑誌でこの件に対し「ラオウは最期に『天へ帰るに人の手は借りぬ』と言っているのに葬儀を行う(本人以外の人間が葬る)のはおかしい」、「ただの映画の宣伝に過ぎない」との記述があり批判的意見も少なからずあった。
モデル
アーノルド・シュワルツェネッガーと判明している。(宝島社のある本にて) 黒王号に乗るラオウの姿と同じ図案がフランク・フラゼッタの画集に見られる。他にもフランク・フラゼッタの画集のバイキング、 甲冑の図案を参考にしていると思われる。
技・奥義・究極奥義
トキ、サヤカの実兄、ジャギ、ケンシロウの義兄であり、カイオウの実弟。そして忘れ形見にリュウがいる。北斗神拳三兄弟の長兄にして狂える恐怖の暴凶星・世紀末覇者拳王。愛馬は黒王号。
北斗神拳では北斗剛掌波や天将奔烈などの闘気を放射、射出する技を得意とするが、カサンドラで数多の他流派拳法の伝承者・達人達より奥義を奪っている為、使える奥義の総数は尋常ではないと思われる。
トレードマークは耳の部分から猛牛のように前へ突き出た鋭い角付き兜と巨大なマント。そして凄まじい剛拳の使い手である証明の闘気。その闘気はレイの挑戦を受ける際、闘気だけでレイを怯ませ、南斗究極奥義断己相殺拳の使用を余技なくさせてしまう程強烈なもの。
戦いの際は、ザコが相手の場合は何人だろうと黒王の上からまとめて吹き飛ばす(同時に黒王もザコを蹴り飛ばし、踏み潰し、吹き飛ばしている)。また、レイやヒューイ、シュレン、腑抜けたジュウザ等、かなりの実力を持った者ですら黒王の上からは降りずにそのまま相手をする(読者からは「南斗北斗は表裏一体の拳法のはずなのにバランスが狂い過ぎ」との非難の声もある)。後半のケンシロウやトキ、コウリュウ、フドウ、心と力が甦ったジュウザ等、自分が認めた強者が相手の時のみ黒王から降りる。
翼の生えたコブラの紋章を掲げた拳王軍団を率い、世界を恐怖で支配すべく戦場を駆ける。
その生い立ちや、北斗神拳継承者候補となった経緯については、作中矛盾する描写が幾つかある。しかし、いずれにせよ、幼少期に両親を失い、その理不尽な経験から己の意に沿わないものは力をもってねじふせる、という思考を持つようになったのは確かである。ラオウとトキと、養子にむかえるのはどちらか一人としてリュウケンに崖に突き落とされるが、気絶したトキを抱え、片手で崖をよじ登ってみせたエピソードなどは、彼の性質を良く表している。
そうした信念を他人にも強要するところがあり、無抵抗を条件に助命を求めてきた村落の長を、服従のみの人生に何の意味もないとしてあっさりと殺害(アニメ版では生存)している。自身に想いを寄せるあまり自害して果てたトウに対しても、自分が欲しければ殺してでも手に入れれば良い、と言ってのけた(但し、トウは目の前で、護衛する五車星の海の兵団が斧や槍でラオウを攻撃した際に、刃がラオウの躯に負けて全て砕けるという異様な場面を目の当たりにしているので、自らの力では到底ラオウを倒すのは不可能と判断して自決したのだという見方もある)。
しかし、自ら片足を切断して差し出したファルコの願いを聞き入れて軍を転進させるなど、立場は違っても強い意志を持った人間に対しては敬意を払っている。
その拳を封じようと追い詰めたリュウケンが病の発作に倒れ、ただ一人恐れた拳の持ち主トキもやはり病に冒され、障害となっていたサウザーをケンシロウが倒してしまうなど、その覇道は運に恵まれていた一面もある(しかし、戦う前に相手に死兆星を見たか問い、見たという相手としか戦わないので、これは必然ともいえる)。それを当人もどこかで自覚しつつ、天を目指す自分と、神もまた戦いたがっているとの強固な自負に変えていた。
また、無想転生を身につけたケンシロウや、その後のフドウとの対戦などで、運や情けによって命を拾った場面では、それを屈辱として怒り狂う事もあった。
後にケンシロウ、ヒョウと同じく「北斗宗家」の血統(傍流らしいが)であった事が明かされる。修行時代のラオウを、ケンシロウは「失われた北斗の男」と評した事がある。
継承者争いに敗れ、拳王へ
虎にさえ死を恐怖させてしまう剛の拳が故に、相手に死を覚悟させるケンシロウより、暗殺拳としての北斗神拳の継承者としては劣るとリュウケンにみなされた。
北斗神拳継承者争いでケンシロウに敗れると、その拳を封じようとしたリュウケンを惨殺し、「世紀末覇者 拳王」を名乗る。配下には、かつての義弟ジャギ、新秘孔究明に力を注ぐアミバ、カサンドラ獄長ウイグル等、力に惹かれた態の悪いごろつきが多く集まり、ラオウの軍団はまさに恐怖そのものであった。
その支配形成の一つにカサンドラという収容施設を造らせ、反逆者の収容や、他流の拳法の達人から奥義を奪ったりして、それでいてどんな小さな禍根も断つというものがある。
因みに、後継者争いで敗れ出奔した際、ケンシロウと別れる際にカイオウの存在を明かし、もし自分が再びカイオウに会う前に倒れ、ケンシロウがカイオウに会った時は自分の言葉を伝えるように頼んでいた。
ケンシロウとの対決
作品ラオウ編終盤では、愛ゆえの哀しみ、強敵達との戦いゆえの哀しみを背負い、北斗神拳究極奥義 無想転生を体得したケンシロウに対し、何者にも、神すらも恐れず力で全てをねじ伏せてきたラオウが初めて恐怖を覚え、それを克服せんと苦悩するラオウの人間らしさが見て取れる。
最終的に「俺を恐怖させた物それは…愛か!」という結論に至り、自らが愛するユリアを手にかけ、自身も哀しみを背負って無想転生を体得し、恐怖を乗り越え、万全の体勢でケンシロウを北斗練気闘座へ導き、最終決戦に臨む。
互いに無想転生を纏った空前の大激闘の末、ラオウはケンシロウの無想の拳の前に膝を着き、自分を倒したケンシロウを「弟」として褒め称える(この際、ケンシロウもラオウを「兄さん」と呼んでいる)。その時、殺されたはずのユリアが目覚める。驚愕するケンシロウとユリアに、ラオウは不治の病に冒されているユリアの秘孔を突き、あと数ヶ月だったユリアの命を数年にまで延ばした事を告げ、残る余生は二人で静かに幸せに暮らせと声をかけ、最期は自らの秘孔を突き、体内の全エネルギーを天に放出して立ったまま大往生を遂げる。この自決の様と、その間際に叫んだ台詞『わが生涯に一片の悔いなし!!』は彼の象徴としてあまりにも有名である。
エピソード
ラオウの死を描いたアニメ映画『真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 激闘の章』の公開10日前の2007年4月18日、東京・高輪にある真言宗の高野山東京別院で「ラオウ昇魂式」が行われた。遺族代表として、武論尊、原哲夫らが参列し、葬儀委員長は谷村新司が務めた。また映画でラオウの声を担当した宇梶剛士が弔辞を読み、声優として参加した角田信朗がラオウに捧げる演舞を披露した。これに伴い、ラオウは正式に故人となった。
なお、漫画のキャラクターの葬儀が本物の寺院で営まれるのは初めての事である。過去にも『あしたのジョー』や『タッチ』のキャラクターの葬儀が行われた事があったが、場所は寺院ではない。 また、ラオウを供養する為として日本中から多くのファンが集まり海外のファンも訪れた程であったが、ある雑誌でこの件に対し「ラオウは最期に『天へ帰るに人の手は借りぬ』と言っているのに葬儀を行う(本人以外の人間が葬る)のはおかしい」、「ただの映画の宣伝に過ぎない」との記述があり批判的意見も少なからずあった。
モデル
アーノルド・シュワルツェネッガーと判明している。(宝島社のある本にて) 黒王号に乗るラオウの姿と同じ図案がフランク・フラゼッタの画集に見られる。他にもフランク・フラゼッタの画集のバイキング、 甲冑の図案を参考にしていると思われる。
技・奥義・究極奥義
| 無想陰殺 | 北斗剛掌波 | 北斗円掌波 | 北斗輯連打 |
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北斗の拳の解説